もっとも安くマイペースにネイルを学べる「独学」
◎最大の魅力は費用面が節約できること
ネイルの技術を学びたい方のうち、経済的にゆとりがない方は「独学」と言う方法もあります。
今はネイリスト関連の書籍が相当数出版されていますし、検定合格のためのDVDも簡単に手に入ります。
それら書籍やDVDをチェックしながら勉強すれば、かなり経済的ですよね。
実際に調査してみると、テキストは1冊2,000円前後の物が多いですし、DVDも3,000円前後で販売されています。
中古になると定価の約10分の1の価格で販売されているケースも。
書籍やDVDに数万円の投資をして、基本的な道具を揃えて自主的に勉強すれば、スクールに通うよりもかなりお安い費用で技術の習得が可能です。
スクールに通うとコースにもよりますが、約40~120万円の費用が掛かりますし、通信講座でも10~40万円の学費を覚悟しなければなりません。
経済的にネイルの勉強がしたいなら独学が一番。
費用面を最大限に考えている方は独学が最適なのです。
◎自由度が高く自分のレベルに合わせて進められる
独学の場合、スクールや通信教育のようなカリキュラムが一切ありません。
そのため自由度が高く、自分のレベルに合わせて学習を進めていけるメリットがあります。
「この本の技術を全部マスターしよう」と目標を決めれば、テキストに沿って自主的に勉強が可能です。
仕事が忙しく勉強が出来ない時は一時的にお休み出来ますし、自由な時間がたくさんあればどんどん学習を進めていけます。
ノルマや締め切りは一切ありませんので、自由に楽しみながら学べるのが大きな魅力と言えるでしょう。
ただ、自由度が高い分「しばらく休もうかな」と思うとそのままズルズルと学習が遅れてしまい、気が付くと数か月・半年・1年とブランクが空いてしまうリスクも。
明確な目標がないと学習が遅れる事もあり、強い意志がないと続かないのがデメリットです。
◎間違ったことをそのまま覚えてしまうリスク
基本的なネイル施術はとても大切です。
せっかく数時間もかけてネイルアートを施しても、3日も持たずに先端からジェルが剥がれてしまった、思った程美しさが維持出来ないなどの悩みがある時は、基本的なプレパレーション(下準備)が出来ていないケースも多いです。
施術が上手くいかない時は必ずどこかに問題点があるのですが、それを克服しないままではプロのネイリストにはなれません。
せっかくお金を掛けて施術してもらったのに、数日しか維持できないネイルアートでは価値がありませんから。
独学では身近に的確なアドバイザーがいないため、間違った事をずっと続けてしまい矯正するのにかなりの時間が掛かります。
最初から正しい施術を学ぶ方が効率が良いのです。
◎持続して勉強できない人には向かない
独学は勉強の管理・監督をしてくれる人がそばにいません。
指導者もいないので、継続的に勉強し続ける事がとても難しいんです。
具体的な目標や夢が持てないと「もう勉強止めた」となりがちですし、せっかく購入したネイル用品が埃をかぶってお蔵入り…なんて事も十分有り得ます。
「ジェルネイル技能検定試験の初級を受験する」などの具体的な目標を設定して、そこから逆算して計画的に学習を進めていけるかどうかが鍵。
誰もカリキュラムの強制をしない分だけ、自主性や強い意志の力が必要なのです。